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ホームページの作り方|個人事業主・小さなお店の3つの選択肢と費用の目安【2026年10月】

経営の道具公開日:読了目安:9分
カフェのカウンターに置かれたタブレットのレジとカード決済端末

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開業したら「そろそろホームページも」と考える人は多いはずです。とはいえ、制作会社に頼むと高そう、自分で作れるか不安、そもそも何を載せればいいかわからない……という声もよく聞きます。この記事では、個人事業主・ひとり社長・小さなお店がホームページを持つ方法を3つの選択肢に分けて、費用の目安と選び方を整理します。

この記事のまとめ
  • 選択肢は①無料で始める ②作成ツールで自作する ③サブスク型の制作サービスに頼むの3つ
  • 作成ツールは月額千円台から。ペライチは有料4プラン、Wixは無料プランあり(独自ドメインは有料プラン)
  • サブスク型の制作は初期費用0円・月額制が多い一方、最低利用期間(12か月など)があるので契約前に確認
  • お店ならGoogleビジネスプロフィール(無料)も一緒に整えると、地図検索から見つけてもらいやすくなる

そもそもホームページは必要?

SNSだけで仕事が回っている人もいますが、ホームページがあると次のような場面で役に立ちます。

  • 信頼の確認先になる:取引先や金融機関、お客さんが「どんな事業者か」を確かめるときの窓口になる
  • 情報がまとまる:サービス内容・料金・営業時間・アクセス・問い合わせ先を1か所に置ける
  • 検索から見つけてもらえる:「地域名+業種」などで探している人に届く可能性がある
  • SNSの規約変更やアカウント停止の影響を受けにくい:自分で管理できる場所を持っておける

一方で、作って放置すると「営業時間が古い」「料金が違う」といった情報が残り、かえって信頼を落とすこともあります。自分が無理なく更新できる方法を選ぶのが一番のポイントです。

ホームページを持つ3つの選択肢

※ 2026年10月7日時点、各社の公式サイトで確認。

選択肢 費用の目安 向いている人 注意点
①無料で始める 0円 まず名刺代わりの1ページがほしい人 独自ドメインが使えない、サービスのロゴ・広告が出るなどの制限がある
②作成ツールで自作 月額千円台〜(独自ドメイン代は別途かかる場合あり) 自分で文章や写真を入れ替えたい人 作る時間がかかる。デザインや構成は自分で考える
③サブスク型の制作サービス 初期費用0円・月額数千円〜1万円台が多い 作る時間がなく、プロに任せたい人 最低利用期間がある。更新回数に上限がある

このほか、制作会社に一括で依頼する方法もありますが、費用はページ数や機能によって大きく変わるため、ここでは小さく始めやすい3つを取り上げます。

①まずは無料で始める

Googleビジネスプロフィール

お店や教室など、お客さんが来る場所がある事業なら、まず整えたいのがGoogleビジネスプロフィールです。Googleの公式案内では無料で使えるサービスで、営業時間・連絡先・写真・メニューなどを登録すると、Google検索やGoogleマップにお店の情報が表示されます。

「ホームページは後回しでも、地図に正しい情報が出ている」状態を作るだけで、来店前の確認に役立ちます。ホームページを作ったら、プロフィールのウェブサイト欄にURLを入れておきましょう。

作成ツールの無料プラン

ホームページ作成ツールには、無料で使えるプランを用意しているものもあります。たとえばWixの公式ブログでは、無料プランでもテンプレートや問い合わせフォームが使える一方、URLは「〜.wixsite.com/〜」の形になり、独自ドメインは有料プランが必要、Wixのバナーは非表示にできない、などの制限が案内されています。

まず試しに作ってみる、という使い方には十分ですが、名刺やチラシに長く載せるURLにするなら、最初から独自ドメインで作ったほうが後から移す手間がかかりません。

②作成ツールで自作する

テンプレートを選び、文章と写真を入れ替えていくだけで作れるのが作成ツールです。パソコンの専門知識がなくても始めやすく、営業時間やお知らせを自分ですぐ直せるのが大きな利点です。

植物のある明るいカフェのカウンターで、ノートパソコンに向かってほほえむ若い女性の店主
作成ツールなら、お知らせや営業時間を自分ですぐに更新できます

ペライチ

ペライチは、1ページ完結のシンプルなホームページから作り始められる日本のサービスです。公式の料金ページでは、次の4プランが案内されています。

※ 2026年10月7日時点、ペライチの公式サイトで確認。

プラン 月額(月払い・税込) 公開できるページ数 独自ドメイン
ライト 1,628円 3ページ 使える
レギュラー 3,278円 5ページ 使える
ビジネス 4,378円 20ページ 使える
プロフェッショナル 7,678円 20ページ 使える

公式サイトによると、年払いにすると割引があり、初期費用はかかりません。また、プロフェッショナルプラン相当の機能を1か月無料で試せる「お試しビジネスプラン」があり、期間が終わっても自動で有料プランに切り替わることはない、と案内されています。予約や決済の機能を使えるプランもあるので、必要な機能から選ぶとよいでしょう。

Wix

Wixは世界で使われているホームページ作成ツールで、日本語でも使えます。テンプレートの数が多く、デザインの自由度が高いのが特徴です。前の章のとおり無料プランがあり、独自ドメインを使ったりバナーを消したりするには有料プランが必要です。有料プランの料金は時期によって変わることがあるため、契約前に公式サイトの料金ページで確認してください。

自作するときのコツ

  • 最初はページを絞る:トップ・サービスと料金・会社(自己)紹介・問い合わせの4つ程度で十分
  • 写真は自分で撮ったものを:お店の外観・作業風景・商品など、実物の写真のほうが伝わる
  • スマホで確認する:見る人の多くはスマートフォン。公開前にスマホで表示を確かめる

③サブスク型の制作サービスに頼む

「作る時間がない」「デザインや文章に自信がない」という人に増えているのが、初期費用を抑えて月額料金で制作から運用まで任せるサブスク型の制作サービスです。ドメインやサーバーの管理もまとめて頼めるものが多く、IT周りを自分で抱えずに済みます。

※ 2026年10月7日時点、各社の公式サイトで確認。

サービス 初期費用 月額 標準のページ数 更新対応 最低利用期間
リーズナブルHP 0円 8,778円(税込) 7ページ 月1回まで(軽微な更新) 12か月
サブウェブ ベーシック 0円 4,980円(税別) 7ページ 月1回まで(軽微な更新) 12か月
サブウェブ スタンダード 0円 12,980円(税別) 7ページ 月3回まで 12か月

リーズナブルHP

公式サイトによると、初期費用0円・月額8,778円(税込)で、トップ・フリーページ3つ・ブログ・お問い合わせ・プライバシーポリシーの7ページが標準です。ドメインの取得・設定・管理にも対応し、月1回までの軽微な更新が含まれます。下層ページの追加やロゴ制作は有料オプションです。制作期間の目安は1か月〜1か月半、最低利用期間は12か月で、その後は月単位で解約でき、解約は希望月の前月末日までに連絡する決まりです。

サブウェブ

株式会社インターマトリックスが運営するサービスで、公式サイトでは2つのプランが案内されています。どちらも初期費用0円で、7ページの制作、ドメイン・サーバー、スマホ対応、文章作成の代行、問い合わせフォーム、ブログ機能などが標準に含まれます。違いは更新対応の回数で、ベーシックは月1回まで、スタンダードは月3回までです。制作期間は通常4〜8週間(最短2週間)、最低利用期間は12か月です。

サブスク型を選ぶときに確認したいこと

  • 最低利用期間と解約の条件:途中で解約すると残りの期間分がかかる場合がある。解約の連絡期限も見ておく
  • 解約後にホームページやドメインがどうなるか:サイトのデータやドメインを引き継げるかは、サービスごとに違う
  • 更新の範囲と回数:「軽微な更新」に何が含まれるか、ページ追加はいくらか
  • 総額で比べる:月額×利用期間で、作成ツールや一括制作と比べてみる

契約内容はサービスによって細かく違います。気になる点は申し込み前に問い合わせて、書面やメールで確認しておくと安心です。

ホームページに載せたい内容

どの方法で作る場合も、載せる内容を先に決めておくと作業がスムーズです。

窓辺の明るいデスクに置かれた書類とノートパソコン
載せる内容を紙に書き出してから作り始めると、迷わずに進められます
ページ 載せること
トップ 誰に・何を提供しているかを一言で。代表的なサービスと写真
サービス・料金 内容、料金の目安、流れ、よくある質問
会社(自己)紹介 屋号・会社名、代表者、所在地、経歴や大事にしていること
アクセス 住所、地図、営業時間、定休日(お店の場合)
お問い合わせ フォームやメール、電話。返信までの目安
プライバシーポリシー 問い合わせなどで受け取る個人情報の利用目的など

自宅で仕事をしていて住所を公開したくない場合は、事業用の住所を用意する方法もあります。詳しくはバーチャルオフィスの選び方と比較を参考にしてください。

法律面で気をつけたいこと

ここでは一般的な情報を紹介します。自分の事業に当てはまるかどうかの判断は、弁護士などの専門家や、各制度の窓口に確認してください。

ネットで商品やサービスを売るなら「特定商取引法」の表示

消費者庁の特定商取引法ガイドでは、インターネット上のウェブサイトも通信販売の広告にあたるとされています。ホームページで注文を受けて商品やサービスを売る場合は、販売価格、送料などの追加費用、支払の時期と方法、引渡しの時期、事業者の名前・住所・電話番号、返品の条件などを表示する必要があります。

個人情報を受け取るなら利用目的を示す

問い合わせフォームなどで名前やメールアドレスを受け取る場合、個人情報保護委員会の中小企業向けの案内では、個人事業主を含むすべての事業者が対象で、利用目的を具体的に決めて本人に通知または公表すること、安全に管理することなどが求められています。プライバシーポリシーのページを用意して、利用目的や問い合わせ先を書いておきましょう。

写真や文章は自分のもの・使ってよいものを

ほかのサイトの写真や文章を無断で使うのは避けましょう。作成ツールや制作サービスが用意している素材を使うときも、利用条件を確認しておくと安心です。

まとめ

  • ホームページを持つ方法は、①無料で始める ②作成ツールで自作する ③サブスク型の制作サービスに頼む、の3つ
  • お店なら、まずGoogleビジネスプロフィール(無料)を整えると、地図検索で見つけてもらいやすい
  • 自分で更新したいなら作成ツール。ペライチは月額1,628円(税込)から、Wixは無料プランから試せる
  • 任せたいならサブスク型。初期費用0円が多い一方、最低利用期間(12か月など)と解約後の扱いを必ず確認
  • 通信販売をするなら特定商取引法の表示、問い合わせフォームを置くならプライバシーポリシーを用意する

ホームページができたら、名刺や請求書にもURLを載せておきましょう。開業の手続きがまだの方は開業届の出し方、お金の流れを整えたい方は請求書と入金を早める方法もあわせて読んでみてください。

参考(2026年10月7日確認):ペライチ 料金・プラン一覧/Wix 無料プランでできること(Wix公式ブログ)/リーズナブルHP ホームページ制作料金/サブウェブ 公式サイト/Google ビジネス プロフィール/消費者庁 特定商取引法ガイド 通信販売広告について/個人情報保護委員会 はじめての個人情報保護法(中小企業向け)