法人口座の選び方|ネット銀行4行の振込手数料と開設のしやすさを比較【2026年10月】

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会社を設立したら、早めに用意したいのが法人口座です。取引先からの入金、経費の支払い、税金や社会保険料の引き落としなど、会社のお金は会社名義の口座で管理するのが基本です。
この記事では、ひとり社長が使いやすいネット銀行の法人口座を中心に、手数料と開設のしやすさを比べます。
- ネット銀行は口座維持手数料が0円で、他行宛の振込手数料も安い
- 振込の安さと設立直後の優遇ならGMOあおぞらネット銀行、デビットカードの還元やドコモとの連携ならドコモSMTBネット銀行、開設の早さならPayPay銀行も候補
- 審査では事業の実態を見られる。ホームページや事業計画、取引の資料を用意しておくと安心
- 取引先によっては、メガバンクや地方銀行の口座を求められることもある。ネット銀行とあわせて2つ持つのも一つの方法
ネット銀行の法人口座を選ぶ理由
ひとり会社や小さな会社では、ネット銀行の法人口座がよく使われます。主な理由は次の3つです。
- 手数料が安い:口座の維持費がかからず、他行宛の振込も1回130〜150円程度
- 申込がオンラインで完結しやすい:銀行の窓口に行かずに、スマートフォンやパソコンで申し込める
- 会計ソフトと連携しやすい:入出金の明細を会計ソフトに取り込み、記帳の手間を減らせる
主なネット銀行の比較
※ 2026年10月2日時点、各行の公式サイトで確認。振込手数料はインターネットバンキング利用時。
| 銀行 | 口座維持手数料 | 他行宛の振込手数料 | 申込方法 | 審査の目安 |
|---|---|---|---|---|
| GMOあおぞらネット銀行 | 0円 | 130円 | オンライン完結 | 最短即日 |
| ドコモSMTBネット銀行 | 0円 | 145円(条件により130円) | オンライン(条件あり)または郵送 | オンラインは最短翌日 |
| PayPay銀行 | 0円 | 145円 | オンライン完結 | 最短当日 |
| 楽天銀行 | 0円 | 150円(3万円以上は229円) | Web申込+書類の郵送 | 公式の記載なし |
GMOあおぞらネット銀行:振込が安く、設立直後の優遇も
他行宛の振込手数料は、2026年5月に1回130円に引き下げられました。設立1年未満の法人は、設立月から12か月間、他行宛の振込が月20回まで無料になります。申込はオンラインで完結し、最短即日で口座を開けます。登記の手続き中でも予約申込ができるので、設立と同時に準備を進めたい人に向いています。
ラクスルバンク:GMOあおぞらネット銀行の口座を、ラクスルの特典つきで
印刷やチラシのラクスルが提供する法人向け口座サービスです。GMOあおぞらネット銀行の銀行代理業として提供されていて、口座自体はGMOあおぞらネット銀行の口座になります。2025年11月のサービス開始時には、他行宛振込1回119円、デビットカードの利用でラクスルのポイントが2.0%たまる特典が案内されていました。最新の条件は公式サイトで確認してください。
ドコモSMTBネット銀行(旧 住信SBIネット銀行)
住信SBIネット銀行は、2026年8月3日に**「ドコモSMTBネット銀行」へ社名が変わりました**。銀行そのものは同じで、法人口座もそのまま使えます。口座維持手数料は0円、同行宛の振込は無料、他行宛は145円(振込の優遇プログラムで最安130円)です。
オンラインで申し込めるのは、代表者が運転免許証を持っていることなどの条件を満たす場合です。オンラインなら書類のアップロード完了から最短翌日、郵送だと2〜3週間ほどかかります。法人向けデビットカードは年会費無料で、利用額の0.8%が還元されます。
PayPay銀行:最短当日、PayPayの売上の受け取りにも
申込はオンラインで完結し、最短当日に口座を開けます。他行宛の振込は145円で、新規開設した口座は開設日の翌々月末まで、他行宛振込が月5回無料です。お店でPayPayを使っている場合は、売上金の受け取り口座にできるのも便利です。freeeや弥生の会計ソフトと連携できます。
楽天銀行:楽天のサービスを使っている会社に
Webで申し込んだあと、登記簿謄本や印鑑証明書の原本を郵送します。他行宛の振込は3万円未満なら150円、3万円以上なら229円です。設立から6か月以内の会社は、事業の実態を確認できる資料の提出が必要です。

審査に通りやすくするための準備
法人口座の開設では、どの銀行でも事業の実態を確認されます。設立したばかりで売上がまだなくても、次のような資料があると説明しやすくなります。
- ホームページ:事業内容、会社の所在地、連絡先がわかるもの
- 事業計画や会社案内:何を誰に売るのか、どこから仕入れるのか
- 取引の資料:取引先との契約書、見積書、請求書など
- 代表者の本人確認書類:運転免許証やマイナンバーカード
本店所在地がバーチャルオフィスでも口座は開けますが、事業の実態はより丁寧に見られます。申込フォームの事業内容は、具体的に書くようにしましょう。
ネット銀行だけで大丈夫?
日々の振込や入金は、ネット銀行だけでも困ることはほとんどありません。ただし、取引先によっては支払い口座にメガバンクや地方銀行を指定されたり、融資を受けるときに地元の金融機関との取引が求められたりすることがあります。メインはネット銀行、必要に応じて店舗のある銀行もという使い分けを考えておくと安心です。
まとめ
- ネット銀行の法人口座は、口座維持手数料0円で振込手数料も安い
- 設立直後の優遇と振込の安さならGMOあおぞらネット銀行、開設の早さならPayPay銀行、デビットカードの還元ならドコモSMTBネット銀行
- 審査ではホームページや事業計画など、事業の実態がわかる資料を用意する
- 手数料や優遇の条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確認
口座ができたら、次は売上の入金管理です。請求書と入金を早める方法もあわせてどうぞ。
参考(2026年10月2日確認):GMOあおぞらネット銀行 法人のお客さま/GMOあおぞらネット銀行 振込手数料改定のお知らせ/ラクスルバンク提供開始(GMOあおぞらネット銀行)/ドコモSMTBネット銀行 法人の手数料/商号変更のお知らせ/PayPay銀行 ビジネス口座/楽天銀行 法人ビジネス口座


